先月1月4日、5日にこちらのトートバッグの製作過程を紹介しましたが、
今回は第2弾として、あるハンドバッグの作り方を紹介したいと思います。
今回は第2弾として、あるハンドバッグの作り方を紹介したいと思います。
本来、ご紹介するバッグの完成形からお見せした方が親切なのかもしれませんが、
今回も何を作っているのか分からない状態から、
工程を追うごとにあ~と納得していただける運びにしています。
最後に完成形を見て、再度頭から見直していただけたら幸いです。
今回も何を作っているのか分からない状態から、
工程を追うごとにあ~と納得していただける運びにしています。
最後に完成形を見て、再度頭から見直していただけたら幸いです。
それでは、ハンドバッグを作る工程です。
<裁断後から胴製作まで>
ハンドバッグの裁断が終わったところです。
この写真にはありませんが、裏地や芯材、細かい金具等含めると、
約60位のパーツで構成されます。
約60位のパーツで構成されます。
ここからスタート。
前回ご紹介した、トートバッグの製作同様、
後々組み立て等の工程でボンドを付ける箇所をあらかじめ荒らしておきます。
後々組み立て等の工程でボンドを付ける箇所をあらかじめ荒らしておきます。
こうすることで、ボンドの付きがよくなります。
今回は主に2種類の漉きテクニックを使います。
上の写真で逆Uの字型で漉いている箇所が、下の写真左側の漉き方です。
革が突然ガクッと段差のように薄くなっているのが分かると思います。
通常組み立てで縫製する箇所や、ヘリをしっかり折りたいときなどに使います。
また、上の写真で下方直線部分は下の写真右側の漉き方を使います。
中央から右端に向かって、斜めに徐々に薄くなっているのがご覧いただけると思います。
この漉き方は、パーツを重ねる際、厚みを出したくない時や、
縫い割りをし、表にアタリを出したくないときなどに使います。
縫い割りをし、表にアタリを出したくないときなどに使います。
この斜め漉きは、漉きの方法の中でも特に気を遣い、
少しでも厚く漉くとうまく曲がらず、逆に薄くしすぎると強度が足りなくなってしまいます。
こちらが縫い割りを後ろから見た図です。
縫い割りを表から見た図。
先ほどの斜め漉きをしているので、アタリがほとんど目立ちません。
バッグ真ん中辺の切り替えが縫い割りをおこなった場所です。
そして、ファスナーポケットを作ります。
上の写真で細く長方形にくりぬいたところに玉縁を付けます。
今回は、玉縁ファスナーポケットなので、
つき合わせた玉縁の間にファスナーを入れます。
つき合わせた玉縁の間にファスナーを入れます。
裏から
ポケットになる袋を縫いつけて、
玉縁ファスナーポケットの完成です。
前回ご紹介したトートバッグは、裏地を最後にバッグの口元で縫い留める、
落とし込みの方法でしたが、今回は各パーツに裏地を貼り込んでいきます。
落とし込みの方法でしたが、今回は各パーツに裏地を貼り込んでいきます。
革よりも少し大きく取った裏地と革の胴を、一周5m/m幅位でゴムのりを塗り、
貼りあわせ、裏地のはみ出した部分を切りそろえます。
貼りあわせ、裏地のはみ出した部分を切りそろえます。
ここまで紹介したのはバッグの顔となる前胴の製作過程です。
後ろ胴は玉縁ファスナーポケットがつかない、前胴と同じ作りなので省きます。
PART Ⅱにつづく。
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