最終章。
本日はハンドル製作を少し細かく紹介し、
ハンドバッグの完成形をお見せします。
ハンドルは、バッグの中で一番力が掛かるパーツの一つです。
革一枚仕立てでは強度が足りないので、金具に巻く部分を二重にします。
型紙を銀ペン(吟ペン)で革にトレースし、
裁断します。
コバ(革の断面)をバスコという染料で仕上げていきます。
まず目止め液でコバを磨き、後に革の色に合った染料を重ね塗りします。
フィルターで染料を塗っているところです。
マメアイロンで溶かし付けます。
艶が消せ、なおかつコバが滑らかに仕上がります。
コバは、あまり人には見てもらえない部分ですが、
こういうところに時間を掛けるのが大切です。
金具に巻く部分を先に縫製し、
最後にカシメる為の穴を開けておきます。
筒状に縫います。
ハンドルの姿が見えてきました。
ハンドルの中に入っている芯(ガラ紡)。
ガラ紡を筒状にしたハンドルに引き込みます。
はみ出したガラ紡を切りそろえ、完成したハンドルを
プレス機でバッグ本体に取り付けます。
完成!
W22.5H22.5D12
バッグを作りながら、70枚くらい写真を撮り、
その中から分かりやすい画像を選んで載せました。
全パーツの製作工程は今回もお見せできませんでしたが、
前回よりは細かく主要な工程を紹介できたと思います。
次回は黒いバッグではないものをお見せします。
全パーツの製作工程は今回もお見せできませんでしたが、
前回よりは細かく主要な工程を紹介できたと思います。
次回は黒いバッグではないものをお見せします。
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