10年ほど前、代官山にアンバーランスというused&selectの素敵なお店がありました。
当時は独立したばかりで、バッグ製作だけでは食べていけず、週に数日アルバイトをしながら少ないバイト代を革に変え、出来上がったバッグを友人の紹介で、委託で置いてもらっていました。
自分の造ったものに値段を付けて販売するという最も感動的な瞬間を経験させてもらった思い出深いお店です。
またブランドとして、デザインの方向性や統一感を強く意識した時期でもありました。
何しろ時間だけは腐るほどあったので、使っている金具や革は今より安いものでしたが、デザインは細部まで入念に考えていたのを覚えています。
現在のデザインの方が抜きどころをわきまえて数段良くなっていると思うのですが(そうでなければ困る)、完全に今に通ずる雰囲気があります。
コーナーパッチがアシンメトリーなトートバッグ
国旗から連想したタッセルポシェット
当時POLKAというブランドでしたが、その名の由来は、一般的な大きさの
水玉模様をポルカドットと言い、日本の国旗と結び付けて名付けました。
以下3点、その派生デザイン
こうして過去を振り返って、明確な原点がある事に救われます。
今とは幾分違った心持ちで、でも確かに頑張っていた自分をはっきりと思い返すことが出来ます。
あぁ、お酒が飲めたら今夜はいい気分に浸れたろうなぁ・・・
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