本日も2006S/Sコレクションからのご紹介です。
「ソフトレザーボストンバッグ」
上部ファスナー部分にのみマチを付け、サイドと底辺の合計4箇所を、
前回ご紹介したつまんで縫う方法で立体感を出しています。
ほとんどのバッグのハンドルを芯入りで仕上げていますが、
こちらのバッグは本体の柔らかい雰囲気に合わせて
幅広の平手ハンドルを用いています。
「ソフトレザー巾着ショルダー」
口元を絞る為の紐を通すハトメを内側に隠し、
外から見える金具を極力減らすことで
革の柔らかさを強調しています。
ショルダーと口紐が一体式になっているので
中に入れる物の重みで口が閉じます。
「ソフトレザーショルダー」
発表当時から今日まで、大変ご好評いただいているショルダーバッグです。
中に入れるものによってバッグの形が決まるので
中に入れるものによってバッグの形が決まるので
フィット感が良く、ぎりぎり斜め掛けに出来るショルダーは
自転車に乗られる方にも便利です。
「羽根チャーム付きシンプルショルダー」
たくさんの羽根をあしらった巾着型ショルダーの後にデザインした、
無駄のない非常にすっきりとしたバッグです。
シンプルですが、ホワイトカラーのレザーと言うこともあり、
実際にコーディネートすると見た目以上に個性的です。
これらのバッグに用いている、マチを付けずに立体感を出す方法を簡単にご説明します。
マチが無いので前胴と背胴の二枚を縫い合わせた単純な構造です。
その後、写真の様に前胴から背胴にかけて
数cm(デザインによる)つまんで縫います。
物を入れていない状態ではフラットです。
これに物を入れると、ご覧の様につまんだ部分が一直線になり、
バッグに立体感が生まれます。
通常の底鋲はハンマーで強く叩き潰して固定します。
このつまむ方法は、僕がマンションの2階に作業場をかまえていた時に、
階下への騒音を気にせず制作に励めるようにと考えた手法です。
また、柔らかい質感を損なわずに立体感を出すことができ、
バッグをしまっておくときには平になるので、収納も便利です。
苦肉の策で生まれた方法ではありますが、
デザイン的要素もあるので、現在もデザインによって
この手法を取り入れています。
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